
宮殿の中で高句麗時代に想いを馳せる真飛さん。人と人が織り成す愛と憎しみ、争いと平和。それは今も変わらない。
鍛冶屋や宮殿を訪れて初めてドラマの時代やそこに生きた人々の暮らしぶりや気持ちが実感できたような気がします。
これまではわりと骨太というか、ガッシリとした男気のある役が多かったので、そちらの方が向いているのかなと思いこんでいました。でも今回のように王子様の役というのも一方で宝塚の醍醐味ですから、どちらも経験できることは本当にうれしいですね。
理想の舞台は真実の心で演じないとできないとよく言われます。いつも自分が何を求めているのか、心のある人間とはどういう人なのか、そんなことを常に考えながら舞台に立つ努力をしています。
「こういう男役になりたい」というような大げさなことはあまり考えずに、ただ「心のある男役でありたい」。それがお客様に喜んでいただける舞台を実現する絶対条件ではないでしょうか。
最近は会社帰りにスーツ姿で東京宝塚劇場に足を運んでくださるビジネスマンの方の姿も目立つようになって、私たち、すごく驚きもし感動もしているんです。男性に共感していただけるお芝居もありますしね。案外、男性のお客様が涙を流す、なんていうこともあるんですよ。今回の「太王四神記」は男女問わず楽しんでいただけるはずですから、これを機会により多くの皆様に宝塚を観ていただければ、これほど嬉しいことはありません。・(談)