
高い楕円形の建物は街の中でも一際壮観。ホテルから市内で最も有名なショッピングモール「パシフィック・プレイス」にはエレベーターでアクセスできる。
香港ビジネス街の中心にあるからだろう。ビジネス・エグゼクティブから圧倒的に支持されているのがこのホテル、「コンラッド香港」である。香港国際空港から車でおよそ30分、香港コンベンション&エキシビションセンターからは車でわずか10分というロケーションは多忙を極めるエグゼクティブにはどこよりも快適な存在に違いない。
昨年9月23日にリノベーションを終了してからのコンラッド香港は一層その利便性と魅力を膨らませ、ゲストの心を捉えて離さない存在となっているようだ。総計2千ドルを投入してのその工事では古来中国の文化をコンテンポラリーデザインに取り入れることに注力したと、ホテル関係者は言う。
なかでも見所は、世界を舞台に活躍中のホテルデザイナー、グレン・テクセイラが手がけた客室だろう。金の葉を描いた絵画などの中国風モチーフや贅沢なシルクがデザインにアクセントを加え、温かみのある居住空間を演出。旅人の疲れを癒してくれるつくりとなっている。ロビーは6階にあり客室は40階から61階までの高層部を占有。467室からなる各種客室と46室のスイートルーム全室から多様な香港が一望できる。
ロビー下層階に位置する「ガーデン・カフェ」は香港のビジネスマンに人気のランチスポット。豊富なアイテムが並ぶブッフェは毎日開催。
香港ハーバーからビクトリア・ピーク、そしてまた香港の街並みや地平線のパノラマビューを我が物にできる満足感は言葉に尽くせまい。
このように贅を尽くした客室もさることながら、輝かしい受賞歴を誇る併設のレストラン&バーの存在こそ、このホテルにリピーターが多い理由であろう。
たとえばイタリア料理の「ニコリニーズ」である。この店は、イタリア政府により、・イタリア国外にある最高のイタリア料理レストラン・に選ばれたほか、「タトラー」誌香港版から13年連続で・レストラン・オブ・ザ・イヤー・に選ばれる栄誉を贈られている。ここでは食通から絶賛されるメニュー――「メイン産ロブスター、フレッシュトマトとバジルのエンジェル・ヘアー・パスタ」や「子牛のグリル モーレユ茸とセージ・ポテト添え」――を試してみよう。ホテル自慢の味はこのイタリアンに限らない。モダンな広東料理を堪能できる「ゴールデン・リーフ」も香港一の中国料理レストランと評されたほど洗練された味わいが評判の店だ。その一皿を味わえば、高い評価を受ける理由がわかろうというものである。
香港一の中国料理レストランと称される「ゴールデン・リーフ」のメニューから。洗練された味は日本人にも人気。
内装も外装もテーブルセッティングもコンテンポラリーと古代中国を融合させた美しさ
「自分らしさを常に大切にする旅慣れたゲストにユニークなサービスを提供する」コンラッド香港は、初めての旅人を、そして繰り返し訪れる旅人を、温かく迎え入れ、まるで我が家のような心地良さを感じさせてくれる場所である。