「ミシュランガイド東京」の発刊から2年が経過し、日本の料理界への影響力はさらに大きくなっている。そんな状況を反映してか、今年10月に「ミシュランガイド京都・大阪」日本語版・英語版が発行されることが発表された。ともに華麗な食文化が花開いている京都と大阪をミシュランガイドがどのように評価するのか? また、世界中の料理人や素材の交流が活発化し、料理の手法も進化している現在、どのようなスタンスで料理と向き合っているのか? 尽きない興味を、ミシュランガイド総責任者であるジャン=リュック・ナレ氏にぶつけてみた。
「確かに世界の料理は進化しており、料理人同士の双方向の交流も活発化しています。しかし、世界が変化しても、我々の基準は変わりません。食材の質、調理技術の高さと味付けの完成度、独創性、コストパフォーマンス、一貫性、といった基準はどのタイプの料理でも同じなのです。ただ、我々はこれまで、料理の小さな変化を見逃さず取り上げてきました。興味深いのは、日本の料理に影響を受けて、フランスでも旬の地の食材を使う傾向が出てきたことですね」と、揺るがぬ自信が垣間見える答えが返ってきた。
「京都・大阪については、我々の調査員チームが精力的に調査を進めております。京都・大阪出身も含め、全員が日本人で構成されており、両都市の文化や伝統を理解するための教養や知識は十分。彼らの調査の結果次第でどのような内容にするのかを決定するつもりです」。
ゴールデンウィーク、あらためてミシュランの星つき料理店を巡り、その味を確かめてみてはいかがだろうか。
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更新日:2009年4月24日