
3.97カラットのイエローブラウンのダイヤモンドと3.07カラットのホワイトダイヤモンドを大胆にあしらったグランプリ受賞作品。両脇にはファンシーイエローのダイヤモンド(計0.88ctc)を備える。プラチナ。価格未定。
世界的なジュエリーブランドを数多く生みだした街、イタリアのヴァレンツァにアトリエを構えるジュエリーアーティスト、ジュゼッペ・ピキョッティ氏。ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイアの4大宝石を中心とする独創的かつ優美で洗練された作品は、各国の王室をはじめとして、数多くの女性を魅了し続けている。
しかし、彼の生み出す作品は単に美しいだけではない。「ジュエリーは、着けてもらうことによってこそ、はじめて本来の価値を生み出す」と彼自身が言うように、デザイン優先で作るのではなく、あくまでも実用性を重んじたジュエリーデザインを手がけているという。実際に着けたときに初めてその良さを実感できる、つまりこれこそがピキョッティの最大の魅力であって、多くの女性から支持されるゆえんでもあるのだ。
今回のバーゼルワールドで発表された数々の新作ジュエリー。ここに紹介するオニキスを使用したネックレス&イヤリングやサファイアをあしらったフェザーブローチからも、彼の実用性へのこだわりとジュエリーにかける想いは、その素晴らしい輝きとともにしっかりと息づいているのが感じられる。

フェザー(鳥の羽)をモチーフにしたリアルな意匠は、そこに敷き詰められたダイヤモンド(計11.29ct)とサファイア(計2.83ct)とともに華美な美しさを放つ。ブローチ。ホワイトゴールド×ダイヤ×サファイア。価格未定。

ダイヤモンドを使った繊細な作りは、高貴で清楚な雰囲気を醸し出す。ネックレス。ホワイトゴールド×オニキス×ダイヤ。価格(予価)7,000,000円。イヤリング。ホワイトゴールド×オニキス×ダイヤ。価格未定。

Giuseppe Picchiotti/ジュゼッペ・ピキョッティ
ピキョッティの当主にして創業者であり、プロダクトクリエイター。1960年からドイツへの販売で宝飾業に携わり、1967年自らの名を冠したメゾンをヴァレンツァで創業。ジュエリ―界屈指のデザイナーであり、一代でピキョッティを築き上げた経営手腕も高く評価されている。
最も優れた技術とデザインを称えることを目的とする「プラチナ・デザインアワード2009」が、バーゼルワールド期間中に開催され、3つのデザイン部門のうち、プラチナ・ブライダルジュエリー部門において、ジュゼッペ・ピキョッティ氏が手がけた作品が見事にグランプリを受賞した。
この2つの大粒ダイヤモンドを大胆に使った受賞作品のデザインについてピキョッティ氏は「今回採用した石の1つに、イエローブラウンというとても珍しい色のダイヤモンドが見つかったということもあり、まずはこの雫形の2つのダイヤモンドが喧嘩しないようにどう組み合わせるかを考えました」と語る。しかも「プラチナなどの金属は、すごく主張の強いもの」という考えから、上から見たときにプラチナ部分が極力見えないようなデザインを採用したという。
「優秀なジュエラーとは、宝石の角度を見極められる能力があるかどうかが重要」と考えるピキョッティ氏。それは微妙な角度によって最も美しいプロポーションを表現できると同時に着けたときのフィット感をも左右するからだ。『実用性と美しさ』この言葉の持つ重要さをあらためて感じさせられる。
問い合わせ
ピキョッティ東京本店 TEL03-5208-8350
更新日:2009年6月2日