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The Spanish Carnivalesque

スペイン フレスコ画

教会や美術館、記念館は中世ゴシック様式、バロック様式といった建築美と宗教美の結晶。建物の内部そのものが巨大なカンヴァスとなり、フレスコという歴史的手法による壁画や天井画が描かれる。

スペイン にぎわう町の市場

豊富な野菜や果物の店、生ハム店などでにぎわう町の市場。スペインでは昼食のフルコースや朝晩の軽食を含めて1日5食が習慣。太陽の恵みをいっぱいに浴びて収穫された食材たちはスペインの人々のパワーの源だ。

スペイン

『謝肉祭』という言葉に訳されるカーニバル。その起源は、ひたすら宗教的なものだ。カトリックなど西方教会の文化圏において、キリストの復活祭に備えて断食などの節制週間(四旬節)に入る前のひととき、人々の間で繰り広げられた非日常的な祭り、古くはそれがカーニバルであった。

一方で、芸術的、宗教的、季節的な祝祭に由来するフェスティバルもまた、同様に賑やかな催事を表す言葉だが、本来カーニバルとフェスティバルは形態を異にするもので、訪れた人々が一緒に参加するタイプのものをカーニバル、見物するタイプのものをフェスティバルと区別する。しかしながら、今日ではそういった定義も捉え方もおおらかになり、パレードやアトラクションが特色の年中行事や観光行事となった。

陽気で情熱に満ちたスペインのお国柄と、桁外れに熱狂的な祭りの演出というのは必然の結びつきであろう。もちろん、それらのすべてには底流に深い信仰心が伴い、3月から4月にかけた復活祭聖週間(イースター)など厳粛な性質のものも多い反面、享楽的に大騒ぎする才能にかけてもスペインという国は世界一流だ。炎上のスケールに圧倒される『サン・ホセの火祭り』、アンダルシア地方が春にうかれる『セビーヤの春祭り』、そして勇壮と危機が紙一重な『パンプローナの牛追い祭り』は有名なスペイン三大祭り。

さらには120トンものトマトを3万人が投げ合う『ブニュールのトマト祭り』など、痛快な地方の祭りは全土に数知れず。点在する世界遺産や美術建築を訪れたり、シャンパンにも劣らぬカヴァと共に極上グルメに舌鼓を打つなど、楽しみは尽きない。

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更新日:2009年6月12日