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Brunello Cucinelli PERFECT IMAGE

対談 建築家 團 紀彦 × イメージングディレクター 髙橋 みどり Brunello Cucinelli(ブルネロ クチネリ)の世界 第2回

フィロソフィーのある服、自分らしさをパーフェクトに演出できる服。それが「ブルネロ クチネリ」。その魅力に引き込まれているというイメージングディレクターの髙橋みどりさんが3回にわたり、各界で活躍するゲストをお招きして、クチネリの世界と「パーフェクト・イメージ」について対談します。第1回目のゲストは建築家の團紀彦氏。

イメージングディレクター 髙橋 みどり

髙橋: 「ブルネロ クチネリ」(以後:クチネリ)というブランドは創業から30周年という、比較的歴史が浅いのですが、創業者であるブルネロ氏の独自の哲学が支持されて急成長を遂げ、今も進化し続けているとのことですが、團さんはどんな風にこのブランドについて感じましたか?」

: ブルネロ氏は人間の自然の姿を愛し、品格を大切にしていますね。建築も美しさや自由を人々に訴えていくという側面がありますから、そこに共通するものがあると思います。

髙橋: なるほど。團さんは作品イメージを膨らませていく時に具体的にはどのようなことを考えているのですか。

: どうすれば人々が楽しめる風景とはどんなものなのか、それにマッチする建築とはどのようなものか。そんなことを考えますね。ただ建築は器だと思うのです。美を生み出す装置といいましょうか。大切なのはその中に入る人間なんですね。
人間がいかに美しく自由に生きられるか。それを実現してあげないといけない。そういう点がクチネリというブランド哲学と共通しているかもしれませんね。

髙橋: 同感です。たとえばファッションブランドのショップの設計を依頼された時は、
発想の起点はどこにあるのですか。

建築家 團 紀彦

: どうしたらそのショップのファッションが魅力的に見えるかというところから入っていきます。そこにどういうメッセージを与えるのがいいのかと考える。「自分」が出すぎてもまずいですから。ファッション・デザイナーともよく話し合いますね。

髙橋: 團さんの作品は、シンプルで美しく、奇を衒っていないくて、しかも強い。クチネリの服にも実はそんなイメージがあるように感じているのですが。

: 纏う人が楽しくなる、纏う喜びが得られる。そんな服なんですね。

髙橋: おっしゃるとおりです。ブルネロ氏と團さんにはきっと共通する哲学があると感じるのは私だけではないと思います。ところで、團さんはカジュアルな装いがお好きと伺いました。こだわっている色などはありますか。


イメージングディレクター 髙橋 みどり

: そうですねえ・・・。濃紺、黒、少し紫がかった青。設計する建物は白が多いのですが(笑)。

髙橋: クチネリの服を「ナイルスナイル」の誌面では「パーフェクト・イメージ」というコンセプトで表現していますが、この言葉から何を連想されますか。

: 興味深い言葉ですね。自分らしいイメージを創出するという意味なんですね。自分らしいイメージを知るというのは案外難しいものです。他人から私的されたり、思いもよらぬ時に新たに発見したりということもあります。

髙橋: たしかに、自分を発見することはなかなか大仕事ですが、その分面白さも大きいですね。ところでお仕事のプレゼンをなさるときにはどのような装いをなさるのですか。

: 色はやはり濃紺が多いかな。ややフォーマルにするとか。海のそばで育ったのでブルー系の色が好きなのかもしれない。余談ですが釣りも好きでよく行きます。カジュアルな服装が多いのもそんな生活スタイルと関係あるかもしれませんね。

髙橋: 釣りもさることながら、これからはどんなお仕事をなさりたいですか。

: まず新しいものを発見するためのイメージの追及、が課題ですね。

髙橋: そのために普段なさっていること、ありますか。

建築家 團 紀彦

: やはり・・・、魚を釣ったり(笑)、街をぶらぶらしたり。自由な空気の中を存分に吸い込んで新しい作品にトライしたいですね。日本でも海外でもあちこちの魚市場に行きたい(笑)。グローバルな魚とローカルな魚をたくさん見たいですね。魚を眺めていると自分の心の中が見えたりするんです。

髙橋: クチネリの服からもそんな時と同じように、見えないものが見えるというんでしょうか。つまり自分が見えることがあると思います。

: そういうビジョンは素晴らしい。自分を映す鏡として存在する服というのは偉大です。建築もそうありたいですね。

髙橋: そのためには受け手である自分も成長しないといけない。完成された服というのも成熟した世代でないと本当は似合わないんです。

: 動きやすくて、気持ち良くなれる服。服をそんな風に楽しめるのも成熟してからということなのでしょう。誰かに見せるためではなく、自分が心地よく品格が感じられる。何よりもそれを優先したいものです。

髙橋: それが大人のたしなみだと思います。今日はとても自由で広がりのあるコメントをいただきありがとうございました。

建築家 團 紀彦 イメージングディレクター 髙橋 みどり

※上記写真のポロシャツはブルネロ クチネリの09年春夏アイテムです。

團 紀彦
建築家。1956年神奈川県生まれ。東京大学大学院修了。米国イェール大学建築学部大学院修了。代表作に「八丈島のアトリエ」「ウトコリミテッド室戸工場」など。他、住宅も多数手がける。
構造品質保証研究所 社外取締役

髙橋 みどり
1956年東京生まれ。法政大学法学部卒業。2005年6月にOens(オーエンス)を設立。人、企業、ブランドを応援したいという思いから、ブランドのPR、マーケティング、商品・店舗活用プロデュースだけでなく、原稿執筆、セミナー講師など活躍の場を広げている。

ブルネロ クチネリ プレオープニングレセプションにご招待

Brunello Cucinelli(ブルネロ クチネリ)

ブルネロ クチネリ 青山店
ブルネロ クチネリの世界 第1回
ブルネロ クチネリ 團 紀彦 × 髙橋 みどり
ブルネロ クチネリ 松田 美智子 × 髙橋 みどり
ブルネロ クチネリ 別所 哲也 × 髙橋 みどり
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更新日:2009年7月3日