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NY Report vol.120 Mike + Doug Starn(マイク+ダグ・スターン )インタビュー(2)

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ALLEVERYTHINGTHATISYOU TIKGEDBIT, (2006-2007), 14 1/2

ALLEVERYTHINGTHATISYOU TIKGEDBIT, (2006-2007), 14 1/2"X14 1/2" each, Archival Inkjet Print Diasec Mounted To Plexi Glass
©Mike + Doug Starn

SNO3_076, (2006-2007) 40

SNO3_076, (2006-2007) 40"X40", Archival Inkjet Print Diasec Mounted To Plexi Glass ©Mike + Doug Starn

SNO7_057,(2006-2007) 72

SNO7_057,(2006-2007) 72"X72", Archival Inkjet Print Diasec Mounted To Plexi Glass ©Mike + Doug Starn

SNO7_079.1 (SNO BLANKET), 2006-2007, 32

SNO7_079.1 (SNO BLANKET), 2006-2007, 32"X24 1/2" Archival Inkjet Print With Varnish ©Mike + Doug Starn

双子というのも、神秘的な魅力の一つである。一人が話を切り出すと、もう一人はじっと相手の様子を見ている。そして、いつの間にか途中で話し手が切り替わり、二人で話を完結させる。

共にアートスクールに入り、共に写真を専攻した。しかしテーマやコンセプトを表現する手段として従来の素材に満足できず、実験を行いながら、様々な方法を編み出して来た。

「僕たちはいつも話合うんだ。コンセプトについて、とても小さなところから会話をやり取りして発展させていく。子供はそれぞれがアーティストであるものだけど、僕たちは子供の頃から、ごく自然に互いの絵を完成させ合ったり、二人で一つの絵を完成させたりしてきた。そしてごく自然な流れでアーティストになった。アートスクールにも一つのポートフォリオで入ったよ。

別々に仕事をすることもあるけれど、いい仕事ができるのは、ユニットの時だ。そこにはアイデアを一緒に発展させるための会話や、機会があるからだ。お互いの考えることがよく分かるし、意見が激しく衝突することはない。そんな時は、そのアイデアがうまくいかないことを意味している。

コンセプトのいくつかは奇妙に思えるが、それらは物理科学に基づくものが多い。僕たちは物理にとても興味がある。ビッグ・バンブーは時間についての作品で、今の3~4倍に成長する予定だけど、なぜこのスケールが必要だったのか、僕たちにも分からない。ただ、僕たちの作品は常にスケールと、僕たちが今世界のどこに立っているかの認識についてプレイするものなんだ。

全ての物はたくさんの小さな物からできている。僕たちは、何かとてつもなく大きなものの一部だということを理解するために、制作に当たってはいつも自分たちを大きなパースペクティブの中に置く事を試みている。

たとえば小さなものを大きくしたり、大きな物を作ることで、見る人を小さくすることができる。80年代には、たくさんの写真をスコッチテープで繋げて何か大きなものを構成するという手段で、それを試みていた。

また、これらの雪の結晶の作品は、僕たちにとっては、何か信じられないくらいユニークな唯一のものを表したものだ。

雪の結晶は、二つとして同じものがなく、さらに、それらの何万、何億という結晶に、いつも違うことが起こる。僕たちにとって、それは、僕たち一人一人を構成している全ての瞬間を表しているんだ。僕は、僕の全ての瞬間からできている。すなわち、何億という僕だけの瞬間が、今の僕というものを作っている。(ダグを見て)同じく全ての彼に起こる瞬間は、彼だけの、彼自身の瞬間で、彼を形づくっているものだ。『alleverythingthatiyou(オール・エヴリシング・ザット・イズ・ユー)』というタイトルには、そういう思いを込めた。とても小さな唯一のもの達が、とても大きなものを作っているという考え方だ。」

マイク+ダグ・スターン プロファイル
Mike + Doug Starn

©Timothy Greenfield Sanders

©Timothy Greenfield Sanders

1961年米国NJ州生まれ、一卵性双生児のアートユニット。1984年、ボストン美術館付属美術学校修士課程修了。 独特の手法で写真を用いながら、光、スケール、時間などをテーマとしたメッセージ性の強いマルチメディア作品を制作。2005?2009年、ニューヨーク地下鉄サウスフェリー駅に永久保存インスタレーション「 See it split, see it change 」制作。現在ビーコンで 実験的アートプロジェクト「ビッグ・バンブー」 継続中。2010年、デトロイト・インスティチュート・オブ・アーツにて、「ビッグ・バンブー」展開催予定。日本での展覧会歴は『ダグ&マイク・スターン』展( 直島コンテンポラリーミュージアム、1993年)、巡回展 『GANJIN-鑑真和上と世界の写真家展』( 唐招提寺平成大修理関連企画、2000年~)等。MoMA 、メトロポリタン美術館、ホイットニー美術館初め、日本では直島コンテンポラリーアートミュージアム、横浜美術館、水戸芸術館等に作品所蔵。NY在住。出版物、展覧会スケジュール等は公式ウェブサイトに掲載。
公式ウェブサイト:http://www.starnstudio.com/

NILEport NY : Ayano Matsumae

東京大学文学部・美学芸術学科卒業。東京で国内外のアパレル、イベント企画会社等を経て、フリーランスライターとなる。現在ニューヨーク在住、アート、ライフスタイル、フード・カルチャー等をカバー。

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更新日:2009年6月26日