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三井メディカルクリニック 視力矯正の最前線

三井メディカルクリニック理事長・院長 三井石根

三井石根(みつい・いわね)
三井メディカルクリニック理事長・院長。1988年、筑波大学医学専門学群卒業。NASA エイムス研究所上級研究員、マサチューセッツ工科大学客員研究員などを経て、2000年5月三井メディカルクリニック開院。主な著書に『寝ているだけで視力は復活する!』(青春出版社)、『オルソケラトロジー・ハンドブック』(医歯薬出版)などがある。

年齢を重ねるにつれ、身体のケアはより重要となる。ここでは、眼の悩みを抱えている読者のために、様々ある選択肢のなかから眼科選びのヒントとしてもらうべく視力矯正の最前線をご紹介しよう。「夜寝ている間に、コンタクトレンズを装着するだけで視力が回復する」画期的近視矯正として注目を集めるオルソケラトロジーである。

この治療法をご理解いただくために、まずは近視について触れておこう。ご存知のように、外から目に入る光線を角膜と水晶体が屈折させて、網膜に焦点をあわせることで、映像が結ばれるのだが、近視の眼は角膜や水晶体の屈折率が強すぎ、外から入る光線が網膜より前に焦点を結んでしまうため、映像がぼやけてしまう。

映画に例えると、照射(光線)がスクリーン(網膜)に合わないと映像がぼやけるのとほぼ同じ構造である。よって、近視を矯正するためには、この屈折率を弱くする必要があるのだ。

こうした矯正を、眼鏡もコンタクトも常用することなく可能にする治療法、それがオルソケラトロジーである。特殊な形状のハードコンタクトレンズ(オルソKレンズ)を装着したまま就寝することで、寝ている間にコンタクトが角膜の形状を変化させ、屈折率を補正、起床後、コンタクトを外した後も、角膜の形状が持続され、日中12~16時間は裸眼で生活できるようになる。手術を要するレーシックと違い、角膜に傷をつけることもないため、矯正にかかわるリスクも圧倒的に少ない。

米国で開発された、この革命的な視力矯正法オルソケラトロジーを日本にはじめて導入したのが、三井メディカルクリニック院長の三井石根氏だ。「0.1程度の近視の方であれば、1晩で1・0程度まで視力が回復することも珍しくない」という。ただし、万能に見えるこの治療法にも難点がある。治療に用いることができるレンズデザインが基本的には1段階しかないため、0.1以下の強度近視への対応が難しいのだ。

三井メディカルクリニック
オサート治療に用いられるレンズ。

写真左/三井メディカルクリニック 写真右/オサート治療に用いられるレンズ。

にもかかわらず、日本人の特徴として、従来のオルソケラトロジーの治療範囲を超える強度近視や乱視の患者があまりにも多いという現状があった。これを踏まえ、「彼らを救いたい」という想いから三井氏が開発したのが「オサート」だった。オサートでは、レンズデザインを数段階に分けて「ステップアップ」していくことで、徐々に正常な視力を取り戻していく。レンズデザインは患者に精密にあわせて「完全オーダーメイド」されるため、レーシックに適さない円錐角膜やレーザー手術後に再近視化した眼など、あらゆる角膜形状に対応可能となった。

さらに、高度な技術により世界で初めて対応可能となったが「遠視」と「老眼」の治療だ。「老眼を感じ始めた頃に、レンズデザインを変え、角膜の形状を変化させることで、老眼を矯正することができるのです」オサートで裸眼視力を取り戻した患者からは、「老眼鏡をする必要がなくなり楽になった」、「仕事上、眼鏡を使えないので助かった」、「化粧やおしゃれの幅が広がった」という声が聞かれるという。

医療とは常に進化するものである。まずは、自分の「眼」で確認してみるといいだろう。

お問い合わせ
三井メディカルクリニック 03-5575-3364 http://www.ortho-k.co.jp/
〒107-0052 東京都港区赤坂5-4-11 山口建設第2ビル3階

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更新日:2009年7月21日