気品があり、構築的であり、色彩の魔術が感じられ、夢がある。ランバンというブランドには、いくら言葉を尽くしても言い尽くせないほど深いものがある。その深さこそが120年という歴史を経てなお輝きを放つ理由だろう。
ランバンの物語は、ジャンヌ・ランバンがパリのフォーブル・サントノーレ22番地に婦人用帽子店を開業した1889年に始まる。
ジャンヌは19世紀から20世紀へと時代が大きなうねりを見せる、その転換期にいち早く時代を先取りして女性たちの新たなる夢を紡ぎ出したと言えるだろう。
1908年には愛娘のマルグリット(後にマリー=ブランシュと改名)のための洋服をデザインしたのを機に、子供服部門も設立された。金ボタン付きのブレザー、フリンジ付きのコートなど、子供服としての愛らしさの中にエレガントで気品のあるイメージを実現したことから、この部門はあっという間に子供を持つパリのマダムたちの間で評判になった。ここからランバンが押しも押されもしない名門ブランドになるのにはそう時間はかからなかった。
ランバンは、スパンコールやビーズ遣いに象徴されるように、高度な刺繍技術を駆使して花・木の葉、リボンなどをモチーフにしながらドレスなどをクリエイトする。さらにランバン・ブルーと呼ばれるイタリアの壁画からインスピレーションを受けた紫がかったブルーなどを巧みに取り入れた作品が印象的だ。
この120年の間にランバンは着実に活動のフィールドを広げ、紳士服、毛皮、ランジェリーはもちろんのこと、香水、コスメティックやインテリアまで多彩なアイテムを生み出した。ライフスタイルをトータルに演出するグローバル・ブランドとしていち早くライフスタイルをカバーするプロダクト展開をしていたのだ。
ジャンヌ亡き後は、娘のマリー=ブランシュが会社を引き継いだ。時を経て、2001年よりアルベール・エルバスがクリエイティプ・ディレクターに就任。創業者ジャンヌ・ランバンのスピリッツを甦らせるべく、刺繍装飾などのランバンならではといえる技術に現代的なイメージを融合させた作品を生み出している。
このたび、120周年を記念して「愛」をテーマにした多彩な限定アイテムが登場。この機会にぜひランバンの栄光の歴史をたどりながら、それらアイテムに触れてみたい。さまざまな日常生活の場面で自分のために使う、大切な人に贈る、いずれにも。必ずやお気に入りのものが見つかることは間違いない。

LANVIN COLLECTION for MENS
メンズスーツにも同様に、120年の歴史と伝統は確実に反映されている。受け継がれた技術はコンテンポラリー・スタイルと完璧に調和し、新しいフレンチ・シックの世界を確立。石畳で底冷えするパリの朝をイメージしたマラードブルーという色が印象的だ。パリジャンが好んで着るフラハに近い素材に、溶け込むように繊細なストライプを表現した。ストライプスーツ 価格:194,250円(税込) シャツ 価格:18,900円(税込) ネクタイ 価格:17,850円(税込) チーフ 価格:5,250(税込)/以上ランバン コレクション(ジョイックスコーポレーション:TEL03-3486-7231)

LANVIN SPORT
ジャンヌ・ランバンのエスプリにアクティブさを加えたランバン スポールが、エレガントでラグジュアリーな余暇を提案。秋の流行色“黒”を基調にした新作が、ブランドの真髄とモダンな感性を物語る。(右=女性)アウターベスト 価格:30,450円(税込) シャツ 価格:29,400円(税込) パンツ 価格:27,300円(税込) グローブ 価格:8,400円(税込) 帽子 価格:10,500円(税込) (左=男性)アウターベスト 価格:30,450円(税込) 長袖シャツ 価格:18,900円(税込) パンツ 価格:27,300円(税込) グローブ 価格:3,990円(税込) 帽子 価格:5,250円(税込)/以上ランバン スポール (デサント:TEL03-5979-6101)
更新日:2009年7月22日








