たとえば料亭や京都の坪庭といった日本の庭園で、目を閉じて耳を澄ますと、心和ます清涼な音が聞こえてくるはずだ。それは静寂を貫く鹿威しの心地のよい響きや、掛け樋から蹲踞へと途切れることなく流れ出す水の音だ。目を開けて、たとえそこに水がなくとも、岩と戯れ、悠然と彼岸へ流れゆく大潮を、枯山水の庭に見ることができるだろう。
古来、日本人は自然を暮らしの中へと引き寄せ、居住まいを正したくなるほどの“美”へと昇華させる技に優れていた。ことに水には、日本人の感性に強く訴えかける何ものかがあった。だからこそ、水の気配をいつも身近に、かつ美しく感じることは、生活と心を潤す大切な要素であったのだ。その伝統は日本人の技と感受性の中に、伏流水のごとく流れ続けている。
現代の匠たちによって生み出されるアルティスのシェル(=バスタブ)は、そんな伝統を引き継いでいるといっていいだろう。基本となるのが、高級アクリル素材を使用した白いシェルである。白にこだわるのは、滑らかで深みのある質感とともに、実際に水を入れたときの水の青さをより引き立たせるためなのだという。「アルティス・ホワイト」ともいうべきシェルの色合いは、水が本来持つ透明感や清涼感、日本の美意識に共通する凛とした緊張感を際立たせている。さらに、アクリル樹脂を成型する高度な技術により、さまざまなバリエーションのシェルが用意されている。そのこだわりは、無垢のステンレスを丁寧に削り出したバブロノズルや手すりなど、細部にわたる。もちろん、贅沢なバスタイムには欠かせないジェットやバブロの機能も充実しており、リラックスした時間を満喫できるだろう。
もし今、ふたたび目を閉じ、耳を澄ませば、過去からの水音とともに、アルティスが創り出す新しい時代の水音が聞こえるはずだ。
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更新日:2009年11月9日


