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1968年の渡米以来、HASHIの名で呼ばれ、その驚異的な技法でニューヨークの広告業界において不動の地位を築いているニューヨーク在住の写真家、橋村奉臣。
1980年代初め、超高速のスピードライトで肉眼では捉えがたい瞬間を捉え、オブジェの移行を永遠の時間の中に凍結させる、超現実ともいえる<アクション・スティル・ライフ>と名付けた技法で、NYの広告写真業界において不動の地位を築いた。その橋村奉臣の集大成であり、これからの写真家としての活動の新たなスタートラインともいえる展覧会が9月16日から東京都写真美術館にて催される。
 | | Romantic,The
Street of Ancient Comedy,Paris cHASHI | | | | | 本展覧会では、<スティル・ライフ><アクション・スティル・ライフ>の代表作約40点を展示する『一瞬の永遠』と、西暦3000年の未来社会に生きる人たちが「今」(=現代)がどう見えるかという観点から、写真と絵画を融合させた技法である<HASHIGRAPHY>という作品の中から約50点を展示する『未来の原風景』の2部構成からなり、常に独自の視点で未知の世界に挑戦し続ける、橋村氏の姿を体験できる貴重な機会となりそうだ。<アクション・スティル・ライフ>の代表作は、『エスクァイア』50周年ポスターに使われた、シャンパンボトルから溢れ出す泡を捉えた『喜び-Cheers』。
「万物は常に変化し続け、一瞬たりとも同じ姿をとどめることはない。我々が目にするのは、我々に与えられた日常のある一瞬に、見る、聞く、触るといった動作を通じて知覚した仮の姿や形にすぎない」という考え方を基本に、一瞬たりとも同じ姿を留めることのない「モノ」の姿を、最速10万分の1秒で切り取った作品。見る者に「モノ」の姿形だけでなくそれらの持つ魂の叫びのようなものを感じさせる圧倒的な存在感を持つ写真が展示される。一方<HASHIGRAPHY>は写真に絵画技法を用い、一点一点長い時間をかけて制作されたバーチャル・クリエイション(仮想的創造)の作品。そこで表現されるのは、遠い未来、たとえば西暦3000年の地球に住む人間が「過去の遺産」を鑑賞しているような世界。
「千年先から見れば、現在も過去。30世紀の地球において、我々の子孫はこの作品を見て、何を感じるのだろうか。我々が残してきた遺産を手に取り、それらをどう理解し、自らの中で消化し、あるいは拒絶するのだろうか。そういった事を想像しながら鑑賞して頂きたい」と橋村氏は語る。 |
展覧会名 | HASHI(橋村奉臣)展
『一瞬の永遠』&『未来の原風景』 | 会期 | 2006年9月16日(土)~10月29日(日) | 会場 | 東京都写真美術館 | 開館時間 | 10:00~18:00(木・金は20:00まで) 入館は閉館の30分前まで | 休館日 | 月曜 | 観覧料 | 一般800円、学生600円、中高生400円 | URL | |
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