山中温泉芸妓連 15年ぶり、期待の新花「小寿々(こすず)さん」デビュー
 ©山中座
1300年の歴史をもつ山中温泉(石川県加賀市)。山中温泉芸妓連に、地元出身の21歳小寿々さんが15年ぶりに新花として加わった。最盛期、昭和30~40年代には200人近くいた芸妓も、わずか7名まで減少している現在、新たに小寿々さんが仲間入りしたことで、山中の文化継承の担い手として、注目されている。
吉祥やまなかの「山中節の夕べ」でも「山中座」の芸妓衆が、温泉情緒漂う唄と舞の「山中節」を披露しており、宿泊客は無料で愉しめる。小寿々さんも時折出演している。夕食後のひと時、艶やかな舞姿をゆったり堪能してみてはいかがだろうか。
期間 /2010年3月まで 毎週土、日、祝前日
場所 /吉祥やまなか ロビーラウンジ
時間 /20:45~21:15
内容 /「山中節」についての話
「山中節」披露 三味線と唄1名 踊り1名 計2名
「山中音頭」の手ほどき&山中音頭 輪踊り
※出演/山中芸妓衆
※主な活動/山中座 定期公演四季の舞(毎週土曜、日曜 15:30~)
>吉祥やまなか「山中節の夕べ」
■山中節(加賀市指定無形民俗文化財)
その昔「湯ざや節」と言われ、元禄時代より唄い継がれた温泉民謡。春から夏場にかけ、遠く北海道方面へ出稼ぎに行く漁師たちが習いおぼえた「追分節」。冬場に湯治へ来た漁師が、湯の中で唄っていたものを、世話係の浴衣娘(ユカタベー)が聞惚れ、山中なまりで真似たのが始まりとされている。浴衣娘が宿から温泉まで付いて行き、その浴衣を持ち、客が湯から上がるまで、待ちながら聞き覚えた「山中節」は、今では座敷唄の中でも難曲とも言われている。その一節 「山が赤うなりゃ 木の葉が落ちる やがて船頭衆が ござるやら」 とあるように、湯治に来た漁師に想いを寄せる“浴衣娘”の心情が歌詞に表れている「山中節」は、優しくもどこか切ない、深みのある曲だ。
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